18周年なのでKinKi Kidsの楽曲を紹介してみた
KinKi Kids 18周年おめでとうございます。
お二人の記念日に託けて、楽曲の収録作品や曲の感想などを書き綴らせて頂きました。
これは私が“KinKi布教活動“として友人向けに作成したものを若干修正しているものなので、どっぷり沼落ちしたファンの方々には生ぬるいわ〜と言われてしまう内容ですが、退屈しのぎくらいに思って読んでいただければと思います。
今回は自分が好きな曲というよりは人にオススメしたい曲でセレクトしているので、また機会があればゴリゴリのマイフェーバリット達で攻めてみたいな。
愛のかたまり
2001/11/14「Hey!みんな元気かい?」C/W
2002/12/26 「F album」
2004/12/22 「KinKi Single Serection Ⅱ」
2007/7/18 「39」"YOUR FAVORITE"
2014/12/10 「M album」"side Memories"
今ではKinKi Kids不動の名曲!と言われるまでに知れ渡った作品で、ファン以外の方からも支持を得ている曲なのですが上記の通りC/Wとしての発表だったので、この曲を好きだと言われた時に何度も「え?なんで知ってるの?」と言った覚えがあります。
世に知れ渡った要因は多々ありますが、ジャニーズアイドルとしては珍しい自作曲で女性詞というのもファン投票1位を獲得する後押しになったのかなと。
「あまりに愛が大きすぎると失うことを思ってしまうの」という歌詞を始め、全体的に愛が重々しいのですが、テンポの良い曲調なので男性でもすんなりと聴ける曲だと思います。
2014年発売のアルバムにはrecoverが収録されており、新たな魅力が生まれていますので「愛のかたまり」が好きだという方は是非一度聴いてみて下さい。
Be with me
作詩,作曲,編曲:浅野尚志
2014/12/10 「M album」"side Moments"
Be with me = 「一緒に居よう」
このどストレートなタイトルを裏切らない、どストレートな歌詞で、更には"アラフォーを迎えたアイドル"という肩書きも考慮して下さっているかのような、あっさりとした爽やかさがあるサウンドが聴き心地良いです。
提供者の浅野尚志さんはアニメソングやアイドルポップスを中心に作られているそうなので、またこういったテイストの楽曲を聴きたいとなと思いました。
「ずっとずっと 二人で一緒に 歩み続けたい」という歌詞がズッシリきて、中毒のように聴き続けてしまいます。
いのちの最後のひとしずく
2011/11/9 「K album」
※山下達郎 「Ray Of Hope」
KinKi Kidsが『この曲を歌いたい!』と所望し、カバーという形で発表された作品。達郎さんがもともと演歌の詞世界が好きで、女言葉の曲を作ってみたかったということで生まれたそうです。
同じ女性詞の「愛のかたまり」は、自分が恋をした時の心情を何となく重ねることができますが、この詞は自分のキャパをゆうに超えていて共感というものが一切出来ない。というか「花びらに埋もれてこのまま 死んでもいいと思った」なんて、どんな経験をすれば共感できるのかご教授願いたい。
淑やかな哀愁漂うメロディーに、KinKi Kidsのユニゾンが際立ってとても心地良く聴ける楽曲です。切ない曲が好きな方は是非。
愛されるより愛したい
1997/11/12 2nd シングル
1998/8/12 「B album」
2000/5/17 「KinKi Single Serection」
これぞ不動の名曲だろ!と思う作品です。KinKi Kidsを殆ど知らないという方でも一度は耳にしたことがあるのではないかと。
"真剣に"と書いて「マジで」と読むところは何のギャグなんだと突っ込みたくもなりますが当時は真剣に歌っていたんですよね…いや、今でも真剣に歌ってらっしゃると思います。マジで。
アップテンポなダンスナンバーでありながらアイドルらしからぬマイナーな曲調というKinKi Kidsならではの楽曲です。私はイントロにより曲自体の好き嫌いが分かれるタイプなのですが、この曲は100点満点!始まりを聴いたが最後、もう飛ばせない。コーラスも文句無しにカッコ良い。
KinKi Kidsの長いタイトル曲は基本的に略して言う/表記するのですが、これだけは略せない。
愛されるよりも愛したい。まっじっで〜
Where is
作詩,作曲:Kaiomii 編曲:浅野尚志
2014/12/10 「M album」"side Moments"(通常盤のみ)
サビから始まる楽曲が好きな方に是非ともお勧めしたい。個人的にはサウンドがカッコ良い!というのが最初の感想で、そこに歌詞を重ねて聴くと何とも甘じょっぱい塩バニラ曲という印象になり、一気に個人的KinKi Kids楽曲ランキング上位に食い込みました。
「今までの自分に 辟易するんだ」から「まだ素直になれない 自分にさよなら」と変わる感情、アップテンポな曲調、さらにKinKi Kidsのマットな質感の歌声、全てがバランス良く合わさって、聴きやすいけど飽きのこない絶妙な作品。
面影
2009/10/28 29th シングル 「スワンソング」 C/W (通常盤のみ)
私は、数あるKinKi Kidsの楽曲からこの曲が大好きだという方と酒を酌み交わしたいと常々思っています。だって絶対気が合う。
愛する人より夢を追うことを選んだ男性が、昔恋しさに負け一度は捨てた街に戻り、過去の自分の選択を悔やむという歌詞なのですが…これまた重い。メロディーも重い。でも癖になる。
大サビ前の「夢ではあなたを抱けない」からのKinKi Kidsのハモりが更に哀愁を漂わせ、終わりまで息が詰まるような感覚に陥ります。
全てを投げ捨て夢を追うことを美談とするより、犠牲にしたもの(人)を想って過去を悔やむ感情の方がごく当たり前で人間的で共感できるのではないかと。
カナシミブルー
作詩,作曲:堂島孝平 編曲:CHOKKAKU
2002/5/1 14th シングル
2002/12/26 「F album」(New Mix)
2004/12/22 「KinKi Single Serection Ⅱ」
2007/7/18 「39」"TSUYOSHI'S FAVORITE"
カナシミブルーはCMのタイアップ曲でもあるので耳にしたことのある方も多いかと。音楽番組では後輩のKAT-TUNがバックで踊っていたことでも有名です。
提供者の堂島孝平さんはKinKi Kidsとの親交も深く、楽曲の相性も良いので《KinKi Kids×堂島孝平》はファンにとってご褒美みたいな作品ばかり。このカナシミブルーもかっこいい二人を存分に引き出してくれる曲なので、わたしは何も考えず、ひたすら魅力に溺れながら聴いています。
カナシミブルーが好きな方は、
・Misty (D album,39)
・永遠のBLOODS (16th sg)
・Secret Code (27th sg)
・きみとぼくのなかで (K album)
・キラメキニシス (34th sg 鍵のない箱 C/W)
・SPEAK LOW (M album)
これらの楽曲も堂島さん作詞作曲なので是非とも聴いてみて下さい。
Another Christmas
作詩:久保田洋司 作曲:L.Forsberg/Seven-Lange Sjoberg/L.Wasttesson
2003/10/22 「G album」
スウェーデンの作曲家チームによる楽曲ですが、とても可愛らしいメロディーで、シャンシャンと続く鈴の音がクリスマスらしさを演出しています。"ポップでキュートなクリスマスソング"だなんて、まさにアイドルらしい楽曲…と思いきや実は"クリスマス前に破局したカップルの歌"なのだから面白い。決してギャグソングではないですよ。
1月に出逢い,2月に恋をして,11月には別れてしまい「夜の観覧車 クリスマスの街を 二人だけのキャンドルに」できなかったという歌詞。これは切ない。
悲しい辛いではなく、「出会いに別れは付き物だよね~ケンタでチキン買って帰ってサンタク見て寝よ~」的な勢いで聴ける失恋ソング。いやこれはこれで辛いわ。
キミは泣いてツヨクなる
1999/8/4 「C album」
タイトルには、もちろんデビューアルバムの“A”から始まったアルファベットの意味のほか、C調という意味も含められており、CDの帯に「C調アルバム」と記載されている。C調とはいわゆる業界用語で「調子のいい」といった意味であり、そのコンセプトの通り、これまでの2枚のアルバムよりもノリやテンポを重視した曲が多い傾向になっている。
というCアルバムに収録されている、今までのKinKiにはなかったテイストの作品。
”浮気を問い詰められる彼氏”という歌詞にも関わらず、”キミは泣いてツヨくなる”なんて、どこか他人事のように捉えている部分に「こういう男いるわーwww」と突っ込みたくなります。なかなか斬新ですが、ジャニーズだから歌える歌詞と曲調だと思います。
メロディーはカッコ良いですし、思わず口ずさみたくなるサビで親しみやすくて、長年聴いていますが飽きない。どの時代のKinKiが歌ってもしっくりくる凄い曲。
雨のMelody
1999/10/6 8th シングル
2000/5/17 「KinKi Single Serection」
2007/7/18 「39」"YOUR FAVORITE"
2014/12/10 「M album」"side Memories"
雨を題材にした失恋ソング。
KinKi Kidsはお別れをした女性に未練が残る男性の歌詞がとても多い。その中でもこちらは哀愁漂うメロディーの男らしい曲という印象。
カラオケで歌うにはもってこいの曲でもあり、Bメロでのハモりや最後のサビでの転調は歌っていて気持ちが良いのですが、キーが高いので女性には丁度良いが男性は人によってキツいかも?
Mアルバムに収録されているrecoverではガラッと雰囲気の変わった大人の雨メロが聴けます。
ザァザァと、悲しみをかき消してくれるように降る雨から一転して、シトシトと、悲しみを助長させ、まるで泣いても良いんだと言われているような…そんな曲になっているなと。
個人的にはシングルの曲調の方がザ・KinKiという感じがして好きです。私が基本的にダンスナンバーが好きというのもありますが。
Bonnie Butterfly
作詩,作曲:井出コウジ 編曲:米光亮/井出コウジ
2003/10/22 「G album」
2007/7/18 「39」"KOICHI FAVORITE"
2014/12/10 「M album」"side Memories"
英語詞の部分が多いこと、特徴のある語感が魅力的な作品。「ジンのアイス溶ける真夜中」や「7Days Week BonniとClydeのように逃げて堕ちていきたい」など、作詞家の井出さんのセンスが前面に出ていてカッコ良いです。
余談ですが、歌詞中にもあるBonnieとClydeとは、1930年代前半にアメリカで銀行強盗や殺人を繰り返した、ボニー•パーカーとクライド•バロウというカップルで、凶悪な犯罪者であるにもかかわらず民衆から英雄視されるなどのエピソードがあり「俺たちに明日はない」(1967年)という映画にもなったそうです。
こちらもMアルバムでrecoverされており、エレキギターの音が印象に残るハードなアレンジになっています。
キミハカルマ
2005/11/16 「H album」
暗めで切ない"KinKi Kidsらしい"と言いたくなる作品。二次元的な雰囲気のあり、輪廻や運命などの非現実的な歌詞が好きな方にお勧めです。
コアなKinKiファンが自身の好きな曲として挙げることも多いので、冒頭でも記述した通りKinKi Kidsらしさのある楽曲なのではと思います。
輪廻転生、あなたは信じますか?(宗教ではありません)
銀色暗号
2007/11/14 「Φ」
一番最初に紹介させて頂いた「愛のかたまり」と同じく、KinKi Kids二人の共作で、女性詞。
女性が恋人にプロポーズをされた時の気持ちや情景を剛さんが独特の言葉の綴り方で表現し、光一さんが様々な音を重ねたサウンドで魅せる。
二人でしか成し得ない作品。
エピソードと致しましては剛さんが光一さんのことを思い、恋人に見立てて書いた詞である。二人の間にも暗号がある。という点から、KinKi Kidsの見えない何かを感じられる貴重な作品でもあります。
"KinKi Kids/共作/女性詞"といえば、
・恋涙 (H album,39,M album(recover))
もございますので、こちらもどうぞ。
以上、13曲でした。